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【現場から】旧韓末のロシア外交のデジャブ…「不凍港」で凍ってしまった北核解決

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.08 10:26
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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北核問題という重い荷物を背負って6~7日、ロシア・ウラジオストクを訪れた時、大きな期待を表わす青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者はいなかった。

ウラジーミル・プーチン大統領は3日、北朝鮮が6回目の核実験を行った翌日深夜に行われた電話会談で、北朝鮮に対する原油供給の中断の必要性を強調する文大統領に対して「韓半島(朝鮮半島)の核問題は外交によってのみ解決することができる」と述べ、前もって釘を刺した状態だったからだ。プーチン氏は首脳会談前日の5日にも「北朝鮮は自分たちが安全だと感じられない限りは草を食べてでも核プログラムを放棄することはない」と強調した。

 
それでも文氏は6日、プーチン大統領と向き合うと「年齢も近く、また成長過程も似ているほか、性格も重なるところが多くて深く通じ合えると感じている」と述べて親近感を示し、対話の雰囲気を盛り上げようとした。プーチン氏が推進している新東方政策と自身の新北方政策に言及しつつ「同じ夢を見ていることではないかと思うほど」とも表現した。

ところが、まるで壁のようなプーチン氏の一貫した立場は東方経済フォーラムに主賓として出席した文氏の面前でも崩れることはなかった。プーチン氏は「感情的になって北朝鮮をコーナーに追い詰めてはならず、徹底的に冷静になって緊張を高めるような措置を回避しなければならない」と述べた。

韓半島(朝鮮半島)を越えて世界を危険に陥れるおそれもあるような北朝鮮の挑発を切実に見つめる心を単なる感情の問題として片付けた格好だ。

翌7日、日本の安倍晋三首相と会った文氏は「北朝鮮の核とミサイル挑発による北東アジアの緊張が高まっている」としたうえで、両国が歴史問題を安定的に管理していくことで意見を一致させた。まだ解決できていない歴史問題は多いが、今最も重要なことは金正恩(キム・ジョンウン)の狂気を食い止めることだからだ。

今回の東方経済フォーラムはさまざまな面で韓日米と朝露中で形成された北東アジアの「新冷戦構図」を確認する場にも見えた。いくら韓国が声を高めて北朝鮮を糾弾しても、中露はその声に耳を傾けないのが現実だった。「それでもプーチン氏は正直に話してくれたのでまだいい」という青瓦台関係者の言葉がせめてもの慰めだろうか。

冬に凍らない港「不凍港」を確保するために極東地域に進出したロシアは1860年に沿海州を領土に編入させたことで朝鮮と国境を接することになった。その時からロシアは我々と多くの歴史的な繋がりを持つようになった。朝鮮の王が王宮を離れてロシア公館に避難した「俄館播遷」からも分かるように、旧韓末朝鮮はロシアを身近に感じていた。ところが当時、ロシアが無力な朝鮮をかくまったのは、他の列強との衝突を避けるために朝鮮を取り巻く情勢を現状維持に保ちたかったのが大きな理由だ。

ロシアが韓半島と隣接するようになってから157年ぶりにウラジオストクを訪れた文氏は、戦略的計算に徹するロシアの現実を身にしみて体感しただろう。依然としてロシアは韓半島をめぐる力のバランスが崩れることを望まない様子だった。

不凍港ウラジオストクで北核問題の解氷が始まるには、韓半島を取り巻く国際政治の現実があまりにも冷たく厳しかった。

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